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豊昇龍が第74代横綱に、口上で「気魄一閃の精神で精進」…32年ぶりの横綱空位は回避

読売新聞 / 2025年1月29日 10時45分

横綱昇進の伝達式を終え、両親から祝福を受ける豊昇龍(中央)(29日午前9時49分、東京都台東区で)=西孝高撮影

 日本相撲協会は29日、大相撲春場所(3月9日初日・大阪府立体育会館=エディオンアリーナ大阪)の番付編成会議と臨時理事会を開き、大関豊昇龍(25)(本名スガラグチャー・ビャンバスレン、モンゴル出身、立浪部屋)の第74代横綱への昇進を正式に決めた。

 新横綱誕生は2021年名古屋場所後の照ノ富士以来で、モンゴル出身で6人目。協会の使者が東京都台東区の立浪部屋で満場一致での昇進を伝え、豊昇龍は「横綱の名を汚さぬよう、気魄きはく一閃いっせんの精神で精進いたします」と口上を述べた。

 元横綱朝青龍のおいで、今年初場所で2度目の優勝を遂げた。初土俵から所要42場所での昇進は年6場所制となった1958年以降で5番目の速さ(付け出しを除く)。初場所中に照ノ富士が引退したが、春場所は1横綱2大関となり、93年初場所以来32年ぶりの横綱空位は避けられた。

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