イスラエルの活動禁止要求、国連総長が撤回求める…「UNRWAを妨げる行為は人道支援を著しく損なう」
読売新聞 / 2025年1月29日 17時47分
【ニューヨーク=山本貴徳】国連は28日、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の活動を禁止する法律が成立したイスラエルからUNRWAの業務を今月30日までに停止するよう求められたことに対し、アントニオ・グテレス事務総長が撤回を要請したことを明らかにした。
グテレス氏はイスラエルのダニー・ダノン国連大使への書簡で「UNRWAの活動を妨げる行為は、人道支援を著しく損なう」と述べた。一方的な決定は認められないと強調した。
国連安全保障理事会が28日に開いた会合では、理事国からUNRWAの活動を支持する声が相次いだ。
ただ、米国のドロシー・シェイ臨時代理大使はイスラエルの決定を支持すると表明し、「UNRWAは人道支援を提供する唯一の選択肢ではない」と述べた。バイデン前政権は法律への懸念を示していたが、イスラエル寄りのトランプ政権になり態度を変えた模様だ。
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