福島原発事故で閉校「浪江9校の校章は永遠に」…再開発公園のベンチにモニュメントを埋め込む
読売新聞 / 2025年2月1日 23時8分
福島第一原発事故の影響などで九つあった小・中学校がすべて閉校した浪江町で、9校の校章をあしらったモニュメントのデザインが決まった。町はJR浪江駅周辺の再開発の一環で整備が進む芝生広場に設置するベンチに組み込む方針で、2027年3月に披露する予定だ。
学校の歴史や記憶を継承しようと、町が2024年8~10月にデザインを募集し、9件の応募があった。採用されたのは富山市の専門学校「富山ガラス造形研究所」の松藤孝一教授(52)と草薙聖子助手(48)が共同で制作したデザインだ。
芝生広場に設けるベンチは木製で、これに大堀小学校や津島小・中学校などの校章を基にした直径60センチのガラス製モニュメントを埋め込む計画。夜間は発光ダイオード(LED)でライトアップする。
松藤さんと草薙さんのデザイン採用決定に伴い、浪江町役場で1月23日、吉田栄光町長から2人に表彰状が贈られた。松藤さんは「永遠に残るガラスの中に思い出の校章を閉じ込めたデザイン。復興に協力できれば」と語った。
吉田町長は「九つの学びやで学んだ町民の思いは変わらない。モニュメントの前で(家族が)思い出を語れる場になればいい」と述べた。
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