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キン肉マンが死闘を繰り広げる鳥取砂丘、まんが王国の官房長「冬景色を見に来て」

読売新聞 / 2025年1月30日 9時50分

迫力あるキン肉マンの砂像。制作した石飛さんの好きな超人は「ラーメンマン」だ(鳥取市福部町で)

 人気アニメ「キン肉マン」の最新作に、鳥取市の鳥取砂丘が戦いの舞台として登場している。鳥取県は29日、キン肉マンと〈タッグ〉を組み、観光地を盛り上げるプレゼントキャンペーンを始めた。県は「死闘が繰り広げられている砂丘を見に来てほしい」とファンの来訪を呼びかけている。(中島高幸)

 12日からテレビ放送が始まった「『キン肉マン』 完璧超人始祖編 Season 2」では、七つの各階に試合場を備えた巨大な「階段ピラミッドリング」が鳥取砂丘に出現。キン肉マンたち正義超人と悪魔超人の7人が、待ち構える完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)の7人に挑む――という物語が描かれる。

 プレゼントキャンペーンは、「肉の日」の語呂合わせで29日から始まった。

 鳥取を訪れた人が完璧超人始祖編の公式X(旧ツイッター)をフォローし、ハッシュタグ「#キン肉マン」「#冬の鳥取県」を付けて県内の観光地を訪れた写真を投稿すると、キン肉マンが牛丼好きなことにちなんだ鳥取和牛、県産米「星空舞」などが抽選で当たる。キャンペーンは3月末まで。

 キン肉マンにあやかろうと県職員たちはあの手この手で誘客を図っている。

 ユーチューブでは、砂丘でカニの帽子をかぶった県職員らがアニメのポスターを手に「来てね」と呼びかける動画を配信した。Xでは、県職員が段ボールで手作りした階段ピラミッドリングを背景に、キン肉マンなどのキャラクターのゴム製人形を砂丘に並べた写真を投稿した。県政だより2月号の表紙には、キン肉マンを採用した。

 鳥取市福部町湯山の「鳥取砂丘砂の美術館」の売店前では、キン肉マンの砂像(幅・高さともに2メートル、奥行き1・6メートル)の展示が始まった。

 美術館スタッフの石飛健一さん(56)が8トンの砂を使って18日かけて制作。血管や筋肉が浮かび上がり、迫力ある像に仕上がった。

 石飛さんは「キン肉マンの漫画を夢中になって読んでいた頃を思い出しながら作った。くっきりと陰影を付けるためにより立体的に仕上げた」と話した。

 現在、美術館は第16期「砂で世界旅行・日本」が4月25日に開幕するまで休館しているが、キン肉マンの砂像は見ることができる。

 県まんが王国官房の岡山佳文官房長は「現在、鳥取砂丘は閑散期だが、キン肉マンの砂像や砂丘の冬景色が楽しめる。ぜひ見に来て、鳥取県内を巡ってほしい」と話している。

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