「日本一接客態度が悪い店」オーナー、またも給与未払いトラブルで釈明「流してしまってそのまま忘れてた」

「the LAZY HOUSE」のインスタグラム（@the.lazy.house）より

「日本一接客態度の悪いレストラン」を謳う愛知県名古屋市の飲食店「the LAZY HOUSE（レイジーハウス）」のオーナー・竹原大樹さんが2025年1月27日公開のYouTube動画で、給与の未払いについて謝罪した。

人気スタッフが「気持ち的に信頼がなくなったなって思った」

レイジーハウスは、「日本一接客態度の悪いレストラン」をコンセプトとする飲食店だ。店員が客に悪態を吐いたり、だるそうに接客したりなどする演出が話題を呼び、YouTuberなどが多く訪れている。

同店をめぐっては、人気スタッフだった「マツちゃん」が24日に「20万円の給料未払いがあったので辞めます」との動画を公開し、退店すると報告していた。

オーナーの竹原さんに対しては「たくさん成長することもできましたし、たくさんの炎上も乗り越えることができたのも竹原さんのおかげです」と感謝を明かしつつ、「気持ち的に信頼がなくなったなって思ったから、やめさせていただこうと思っています」という。

マツちゃんによると、「結論から言いますと、給料の未払いがあったっていうことと、すごい区別してる・されてるっていう感じを感じた」。未払いについては「総額24万ほど」だったといい、24年6月分・8月分の給料が「私だけ振り込まれていませんでした」。

竹原さんには直接伝えたほか「形として残るようにLINEでも残しておきました」とするも、12月まで振り込みがなかったことから、マツちゃんの母が「12月30日15時までに振り込みをされていなかったら法的処置を取らせていただきますっていう内容」の手紙を送った。

竹原さんから届いたLINEは、「給料の件と業務の件なんだけど、ごめん個人で払う件に関しては完全に忘れてた...！　申し訳ない」とするもので、何らかの不具合があったのか、普段使用しているシステムでの勤怠管理ができず、給与の支払いが難しかったと説明されたという。

レイジーハウスのSNSアカウントで公開されていた動画などをめぐる対応も、マツちゃんにとって納得のいくものではなかったといい、退店を決めたとしていた。

「故意的に何かしたわけではなくて、経営者としての実力不足で」

竹原さんは27日、YouTuber「シャモジー」さんのチャンネルに出演し、騒動について釈明を行った。

シャモジーさんは「いろいろあったみたいで......」と水を向けると、竹原さんは「お騒がせして申し訳ありません」と頭を下げた。

マツちゃんからの訴えについて「6月分と8月分（の給料）が入ってなかったらしくて。『入ってないみたいなんですけど』ってのは言われてたんだけど、『オッケー、後で対応しとくね』って言って忘れ......」と未払いを認めた。

「その場では振り込まなくて？」とするシャモジーさんに、「僕が今振り込みとかやってる訳じゃないから」と経理についてはアウトソーシングしているとした。

「1000円だろうが2000円だろうが、もうすぐに対応するのが経営者だと思うんだけど。『ほんと今すぐやります！』みたいな感じでやらなきゃいけないところを、流してしまってそのまま忘れてたって感じかな......」「もう、僕が悪いですね。自分に迷惑がかかる分にはいいけど、経営しちゃってるし。人を雇ってしまってるので、それもう通用しない」

マツちゃんへのコメントを問われると、「ほんとに申し訳なかったです。故意的に何かしたわけではなくて、経営者としての実力不足で」と反省を口にした。

なお、竹原さんをめぐっては、24年7月にも元店員の男性から給与未払いの告発騒動が起こっていた。