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「フジ社員が誘った」→文春が訂正して大騒動に それでも「トラブルに関与」と主張、本当なのか

J-CASTニュース / 2025年1月29日 19時47分

「フジ社員が誘った」→文春が訂正して大騒動に それでも「トラブルに関与」と主張、本当なのか

港社長らが再会見までしたが…(2025年1月27日撮影)

タレント中居正広さん(52)の女性トラブル問題で、週刊文春は、フジテレビ社員が女性を食事会に誘ったと当初は報じたが、その後に中居さんが誘ったと続報で目立たないように修正したと批判され、電子版で訂正・お詫び記事を出す事態になった。

それでも、同誌は、社員が「トラブルに関与した事実は変わらない」と主張している。フジテレビは、一貫して社員の関与を否定しているが、本当にそのような事実はあったのだろうか。

橋下徹氏の指摘きっかけに、文春が追記後にやっとお詫び

文春が初めてこの問題を報じたのは、電子版では、2024年12月25日付記事だ。

そこでは、女性は、中居さんとテレビ関係者を交えて3、4回食事したことがあるとし、トラブルのあった食事会は、フジテレビ社員に言われたので断れなかったと女性が明かしたとする知人の話を紹介した。

ところが、同誌は、この問題について元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏にインタビューした25年1月27日付記事の中で、その最後に誤報とも言えるような追記を行った。それは、女性は中居さんに誘われており、フジ社員が設定した食事会の延長と女性が認識していたと続報で修正した、というものだ。

インタビュー記事で、橋下氏は、こうした点を指摘し、「事実を訂正した上で謝るべき」だと文春に迫っていたが、追記には、訂正・お詫びの表現はなかった。

27日は、この記事が出た後、フジテレビ幹部の出直し会見が行われた。社員の関与を巡って記者らから突き上げが相次ぎ、会見は、10時間超にも及んだ。そして、翌28日になって、初報の記事に「訂正」が出され、その後の取材で女性は中居さんに誘われたことなどが分かったとして、「お詫びして訂正いたします」と謝罪した。やっと橋下氏の求めが実現した形だ。

続いて、文春の電子版などで「中居正広・フジテレビ問題について」と題するコメントが出され、初報記事について、「お詫びした上で、修正を追記しています」と告知した。その一方で、この社員が事件直前に中居さん宅のバーベキューに女性を連れて行くなどし、女性もその延長と認識しているとして、社員が「トラブルに関与した事実は変わらない」と強調した。

社員関与の「事実」はっきりせず、第三者委に委ねられる

とはいえ、フジテレビの社員がトラブルに関与した「事実」というのは、この説明だけでは判然としない。当初は、社員が誘ってドタキャンし、女性を中居さんと2人きりにさせたという確信犯的なストーリーだったが、訂正では、当日の関与がはっきりしないからだ。

文春の「修正」が明らかになると、ネット上では、記事への批判が相次いだ。「全く意味合いが変わってくる」「謝ればすむ問題では無い」との声が上がり、スポンサー企業が続々とCMを差し替え、港浩一社長らが辞任する事態になっているだけに、「フジテレビは文春への提訴も真剣に検討すべき」とする意見まで出た。

訂正などを文春に迫った橋下氏は1月28日、「今度は文春経営陣が、時間無制限・参加者無制限の記者会見を開く番か」と自らのXで皮肉った。報道によると、フジテレビの清水賢治新社長は29日、文春の訂正について取材に対し「なぜ昨日だったのか」「会見にいらした記者さんがそこまでの時間を使わなくても済んだ」などと苦言を呈した。

フジテレビ社員の関与について、文春は、電子版では1月7日付記事で初めて修正を行い、女性は中居さんに誘われたなどと知人の話を紹介した。その中で、中居さんは、社員を含めた大人数の食事会だとし、直前になって2人だけだと伝えたが、女性は、力関係からドタキャンができなかったとした。

社員の関与があった可能性はゼロではないが、これだけでは、関与が「事実」かは、やはりはっきりしない。一方、女性は、社員に対しても怒っていると文春は報じており、真相解明は、フジテレビが設置する第三者委員会に委ねられることになりそうだ。

(J-CASTニュース編集部 野口博之)

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