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デンマーク首相が欧州行脚、グリーンランド巡り結束を確認「領土と国家の主権は尊重されなければ」

読売新聞 / 2025年1月30日 7時50分

フレデリクセン首相=ロイター

 【ロンドン=蒔田一彦】デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は28日、ドイツとフランス、ベルギーを訪問し、首脳らと会談した。米国のトランプ政権がデンマーク自治領グリーンランドの領有を主張し、圧力を辞さない構えを見せる中、欧州の結束を確認した。

 ロイター通信などによると、フレデリクセン氏は、ショルツ独首相と臨んだベルリンでの共同記者会見で、「我々はより不確実な現実に直面しており、その現実は欧州の更なる結束と協力を求めている」と述べた。グリーンランドへの直接の言及は避けた。パリではマクロン仏大統領と会談後、「欧州や欧州外の友人からの明確なメッセージは、領土と国家の主権は尊重されなければならないということだ」と強調した。

 ブリュッセルでは北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ルッテ事務総長と会談し、北極圏の防衛力強化についても協議した。デンマーク国防省は27日、グリーンランド周辺に展開する新型艦艇の建造など計146億クローネ(約3200億円)の防衛強化策を発表した。トランプ氏は、グリーンランド領有の理由に安全保障上の懸念を挙げており、デンマークとして積極的に北極圏の安保に貢献する姿勢を示す狙いがありそうだ。

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