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FOMC、4会合ぶり政策金利据え置き…経済動向慎重に見極め

読売新聞 / 2025年1月30日 11時9分

米連邦準備制度理事会=ロイター

 【ワシントン=田中宏幸】米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、金融政策を決める連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、4会合ぶりに政策金利を据え置くことを決めた。インフレ(物価上昇)の根強さやトランプ米政権が掲げる経済政策などのリスクをふまえ、利下げを休止して経済動向を慎重に見極める。

 トランプ政権発足後、初の会合となった。政策金利となるフェデラル・ファンド金利の誘導目標を年4・25~4・50%で維持することを全会一致で決定した。保有資産の規模縮小(量的引き締め)は継続する。

 会合後に公表した声明文では、インフレ率について「2%の物価目標に向けて進展している」との文言が削除された一方、「依然としてやや高い水準にある」と明記。インフレ再燃への警戒感を示した。

 米国のインフレ率は、FRBの目標である2%を上回る水準で推移している。昨年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比2・9%となり、3か月連続で伸びが加速した。

 FRBのパウエル議長は会合後の記者会見で「経済は堅調だ。政策スタンスを急いで調整する必要はない」と説明した。トランプ政権が掲げる減税や高関税政策については「大幅な政策転換で不確実性が高まっている。注意深く見守っていく」と述べるにとどめた。

 トランプ氏はFRBに対して利下げを求める考えを示している。パウエル氏は「大統領の発言について一切コメントするつもりはない」と強調した。

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