キャンプ2軍スタートの中日・根尾昂、起用法は? 「先発より救援の方が...」1軍に食い込めるか
J-CASTニュース / 2025年1月30日 16時24分
ドラゴンズ本拠地・バンテリンドーム ナゴヤ
将来に期待して失敗に目をつむる時期は終わった。求められるのは結果だ。投手に転向して4年目を迎えた根尾昂(中日)が2年ぶりに2軍キャンプでスタートする。
オフに背番号を「7」から「30」に変更
2024年シーズンは3試合登板で0勝1敗、防御率9.39。チームが3年連続最下位に低迷し、投手陣の層が厚いと言えない中で結果を残せなかった。
ファームで好投しても、そのパフォーマンスが持続しない。質の良い球の再現性を高めることが大きな課題だった。オフに背番号を「7」から「30」に変更。1月の自主トレでは涌井秀章から教えを受けた。
井上一樹新監督は昨年まで2軍監督を務め、根尾の能力、性格を熟知している。1軍、2軍のどちらで春季キャンプをスタートさせるか迷っただろう。首脳陣と話し合って熟考の末、2軍からはい上がることを求めた。
「短いイニングで思い切り腕を振った方が瞬発力を生かせる」
スポーツ紙の記者はこう見ている。
「井上監督は根尾が努力をしてきた姿を見てきましたし、期待値が大きい投手です。昨年は先発調整をしていましたが、中継ぎの方が力を発揮できるように感じます。試合を作ろうと考えず、短いイニングで思い切り腕を振った方が瞬発力を生かせる。ブルペン陣は盤石とは言えないのでチャンスはあります」
絶対的守護神のライデル・マルティネスが巨人に移籍し、「勝利の方程式」の再構築に迫られている。新守護神候補の清水達也、松山晋也にどうつなぐか。長丁場のペナントレースを考えた時、セットアッパーが1人でも多く台頭してくれればチームの大きなプラスアルファになる。
同学年の戸郷翔征は巨人の不動のエースとなり、万波中正は日本ハムで好守に不可欠な存在になった。根尾も負けられない。(中町顕吾)
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