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井上尚弥に対峙できる唯一のSB級選手は 元世界2階級王者が明言「ファンも関心がある」

J-CASTニュース / 2025年1月30日 11時52分

井上尚弥に対峙できる唯一のSB級選手は 元世界2階級王者が明言「ファンも関心がある」

4団体統一王者・井上尚弥(写真:山口フィニート裕朗/アフロ)

プロボクシングの元世界2階級制覇王者・畑山隆則氏(49)が、2025年1月29日に公開されたユーチューブ動画「渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 ぶっちゃけチャンネル」に出演し、スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)の今後の対戦相手候補に関して私見を述べた。

25年度最終戦はフェザー級を計画

井上は24日に東京・有明アリーナで4団体王座防衛戦を行い、WBO世界スーパーバンタム級11位キム・イェジュン(韓国、32)と対戦。キムを寄せ付けず、4回KO勝利で王座防衛に成功した。

世界タイトル戦から一夜明けた25日に、所属ジム会長の大橋秀行会長(59)が、井上の25年度の防衛戦計画を明かした。

スポーツ紙などの報道によると、大橋会長は次戦について、米ラスベガスでWBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(メキシコ、24)と対戦する計画を明かし、勝利すれば、元WBA・IBF同級王者で、現WBA同級暫定王者のムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン、30)を予定しているとした。

当初、25年度は世界タイトル戦3試合との見通しだったが、大橋会長はアフマダリエフ戦の後、1試合限定でフェザー級に上げ、WBA同級王者ニック・ボール(英国、27)と対戦する可能性を示唆。その後、再びスーパーバンタム級に戻すという。

このような状況を踏まえ、畑山氏は「こういうことを言ったら怒られるかもしれないが」と切り出し、こう続けた。

「グッドマンと対戦しても大して変わらなかったと思う」

「正直スーパーバンタム級では、もう誰がやっても。今回(サム)グッドマンが中止になったが、グッドマンにしてもテクニックは多少ある。今回の試合の相手(キム)よりテクニックはあると思うが、いいところ7、8、9、10ラウンドもてばいい感じ。いずれにしても大して変わらなかったと思う」

24日の防衛戦は当初、WBO・IBF世界スーパーバンタム級1位サム・グッドマン(オーストラリア、26)が指名挑戦者としてリングに上がる予定だった。ところが、グッドマンが練習中に左目上をカットしたため、出場を辞退した。

グッドマンはオーストラリアの国内王者で、過去にWBOオリエンタル、IBFインターコンチネンタルの王座を獲得。プロ戦績は19勝(8KO)無敗。

畑山氏は、年内の対戦候補としてアフマダリエフを挙げ、「これはファンとしても関心がある。万が一というか、井上チャンピオンに対峙できる唯一のスーパーバンタム級の選手だと私は思う」との見解を示した。

井上陣営は、25年度は4試合を計画しており、順調にいけば秋にもアフマダリエフ戦が実現する見通しだ。

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