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座席倒せばベッドに、夜行バス「フルフラット型シート」…高知―東京間で全国初の試験導入へ

読売新聞 / 2025年1月31日 15時49分

高知駅前観光などが開発した「フルフラット型シート」を導入したバス(高知市で)

 高知駅前観光(高知市)は30日、座席の背もたれを水平に倒してベッドのようになる「フルフラット型シート」を開発して、3月から高知―東京間の夜行高速バスに試験的に導入すると発表した。同シートのバスは全国で初めて。同社は「足を伸ばして眠りたい」という乗客の希望に応えたいとしている。

 同社と高知県内の産業用機械メーカー、設計を手がける会社が共同で開発してきた。背もたれを倒すと幅48センチ、長さ1・8メートルのシートになり、前後二つの座席を組み合わせて2段ベッドのようになる。大型バス1台に12セット、計24人分を設置できる。

 3月から週に1往復程度のモニター運行を始め、乗客の意見を反映したうえで今年中の本格運行を目指す。所要時間は約13時間。運賃は1万4000円程度と通常より割高になるが、梅原章利社長は「夜行バスは安いけれどきついというイメージを脱し、ホテル代が高騰しているなかで利用者に新たな選択肢を提供したい」と話した。

 フルフラット型シートのバスについては、今後の開発と導入に向けて国土交通省が昨年11月、転落防止など安全性のガイドラインを策定。同社のシートもガイドラインに沿った2点式座席ベルトなどを配備している。

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