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「東京一極集中」加速、転入超過7万9285人で3年連続増…若年層の進学・就職・転勤で

読売新聞 / 2025年1月31日 12時22分

東京都心の上空(読売ヘリから)

 総務省は31日午前、住民基本台帳に基づく2024年の人口移動報告を発表した。東京都では転入者が転出者を上回る「転入超過」が7万9285人となり、3年連続で増加した。新型コロナウイルスの感染拡大が落ち着いた後、再び東京一極集中が加速している。

 東京都への転入は46万1454人で、転出したのは38万2169人。転入超過数は過去最少だった21年の5433人から14倍以上となり、コロナ禍前の19年の8万2982人に迫っている。10~30歳代前半の若年層で進学や就職、転勤などによるとみられる転入者数が多かったことが大きな要因となった。

 東京圏(東京、神奈川、埼玉、千葉の1都3県)への転入超過は13万5843人で、3年連続の増加だった。大阪圏(大阪、兵庫、京都、奈良の2府2県)は2679人の転入超過で、比較可能な14年以降、初めて転入超過に転じた。大阪府への転入超過数が1万6848人で、前年から拡大したことなどが影響した。

 都道府県別では、東京と神奈川、埼玉、大阪、千葉、福岡、山梨の計7都府県で転入超過となった。残りの40道府県は転出超過で、超過数は広島県の1万711人が最多だった。

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