「チャットＧＰＴ」の米オープンＡＩ、企業価値５２兆円の可能性…トヨタを上回る規模に

オープンＡＩとチャットＧＰＴのロゴ＝ロイター

　【ニューヨーク＝小林泰裕】米紙ウォール・ストリート・ジャーナルは３０日、対話型ＡＩ（人工知能）サービス「チャットＧＰＴ」を開発した米オープンＡＩの企業価値が３４００億ドル（約５２兆円）に達する可能性があると報じた。実現すれば、「ユニコーン」と呼ばれる非上場の新興企業では米宇宙開発企業スペースＸ（３５００億ドル）に次ぐ世界２位の評価額となる。

　報道によると、オープンＡＩはソフトバンクグループ（ＳＢＧ）などから最大４００億ドルの資金調達を検討しており、これに伴う企業評価額が３４００億ドルに上るという。ＳＢＧはオープンＡＩに１５０億～２５０億ドルを投資する可能性があると報じられている。

　オープンＡＩは非上場企業で単純比較はできないものの、トヨタ自動車の時価総額（約４７兆円）を上回る規模となる。オープンＡＩの企業評価額は昨年１０月時点で１５７０億ドルだった。