メットライフ生命の元社員、在職中に友人の偽死亡証明書などで保険金１１８０万円を詐取疑い

警視庁

　生命保険会社から保険金を詐取したとして、警視庁新宿署は３１日、メットライフ生命元社員で住所不定、無職の男（４４）と会社員の男（４５）（大阪府茨木市）両容疑者を詐欺と偽造有印公文書行使容疑で逮捕したと発表した。逮捕は２９～３０日。

　発表によると、元社員の男は在職中の昨年２月、友人の会社員の男が死亡したとする偽の死亡証明書と保険金請求書などを同社に送り、翌月、保険金計約１１８０万円を詐取した疑い。２人は容疑を認めている。報酬は２人で分けたという。

　元社員の男が事件を計画し、偽造業者に発注するなどして医療法人名義の死亡証明書を用意したという。元社員の男は昨年５月に退職。同署が同社から相談を受けていた。

　メットライフ生命は「深くおわび申し上げる。警察の捜査に全面的に協力していく」としている。