ホンダと日産の経営統合、判断を２月中旬に延期…日産のリストラ策で調整難航か

ホンダと日産のロゴ

　ホンダと日産自動車が進める経営統合協議を巡り、両社は３１日、２月中旬に方向性を示すと明らかにした。当初は１月末をメドに一定の判断をする考えだったが延期する。統合の条件となっている日産のリストラ策を見極める必要があり、調整が難航しているようだ。合流を検討する三菱自動車は、両社の協議の行方を踏まえた上で判断するといい、慎重な姿勢を見せている。

　ホンダと日産は同日、「現在、様々な議論を進めている。２月中旬には、方向性を発表できるよう検討を進めていきたい」とコメントした。

　三菱自は「２社の議論の経過を共有いただきながら、統合検討に加わるかどうかスピード感を持って判断できるよう検討を進めている。方向性が定まった段階で発表する」とした。

　ホンダと日産は昨年１２月、経営統合に向けた協議を始めると公表。合流を検討する三菱自も含め、１月末をメドに方針を示すとしていたが、判断が先送りされることになった。