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デビュー50周年の島田歌穂、ディズニー公式のカバーアルバム…「すごいご褒美とエール」

読売新聞 / 2025年1月31日 16時0分

「女優として言葉と向き合ってきたことが全て歌に投影され、表現に影響しているのだと思います」と語る

 昨年がデビュー50周年だった島田歌穂が、「島田歌穂・シングス・ディズニー」(ユニバーサル)を出した。数々の名曲を物語の登場人物を演じるかのように歌い、女優として、歌手として得たものを存分に伝える意欲作となった。(鶴田裕介)

 取材冒頭から、終始笑顔。ディズニー公式のカバーアルバムを出せたうれしさが、表情からあふれ出ていた。

 2003年、東京ディズニーシーのショーのために「ウェルカム・トゥ・クリスマス」を歌い、ミュージカル「メリー・ポピンズ」への出演など、ディズニーとは長年の縁があった。50周年を記念した特別なアルバムを作りたいと思い、「無理だな、と思いながらもディズニーさんに相談したら『歌穂さん、それやりましょう』と快諾していただいたんです」。

 思い入れも強いだけに、選曲は悩みに悩んだ。「鳥に餌を」は「メリー・ポピンズ」の劇中で歌った曲。「美女と野獣」は吹き替えを担当した映画の楽曲で、「星に願いを」はコンサートで何度も歌ってきた。

 「輝く未来」(「塔の上のラプンツェル」)では、井上芳雄とデュエットした。全ての編曲を担当したのは夫であり作編曲家の島健で、「鳥に餌を」には王道のオーケストラサウンドを施した。

 曲ごとに歌い方を変え、キャラクターを演じているように聴かせるのは、女優・島田歌穂の真骨頂と言える。「『鳥に餌を』はメリー・ポピンズで演じたおばあさんの思いになりますし、『リトル・マーメイド』の歌の時は夢を描き、ワクワクする気持ちになります。知らず知らずのうちに女優として一曲一曲を解釈し、ストーリーを伝えようとしているのかもしれません」

 今作のジャケットにも注目してほしい、と言う。ステージ上にはウッドベースを抱えるドナルドダックと、ドラムスのグーフィー。中央のマイク前とピアノは無人だ。このイラストは描き下ろしで、これから歌手の島田とピアニストの島が登場するのを観客のミッキーマウスとミニーマウスが待ちわびている、という構図になっている。「自分の身にこんなことが起きるなんて。すごいご褒美とエールを贈っていただきました」

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