アメリカ国家情報長官候補「日本が攻撃的な態勢に移ればエスカレートする可能性」…上院公聴会で持論
読売新聞 / 2025年1月31日 18時53分
【ワシントン=向井ゆう子】米国の第2次トランプ政権で、情報機関を統括する国家情報長官に指名されたトゥルシー・ギャバード氏と、連邦捜査局(FBI)長官候補のカシュ・パテル氏が30日、上院の指名承認公聴会に臨んだ。パテル氏が慎重な答弁に終始したのに対し、ギャバード氏は持論を譲らなかった。
同盟国・日本に対する見解を問われたギャバード氏は「日本と中国の歴史を巡る見地に立てば、日本が自衛態勢から攻撃的な態勢に移ることでエスカレートする可能性がある」と述べた。過去にも日本の防衛力強化への疑念を表明しており、この日も持論を展開した。
ハワイ州選出の下院議員だったギャバード氏は、情報機関での勤務経験がない。過去にはウクライナ侵略を巡ってロシア寄りの発言をしており、資質が疑問視されている。上院の承認は難航する見通しだ。
一方、「FBI解体論」を唱えてきたパテル氏は、「違法行為をしていない者を捜査することはない」と述べた。連邦議会占拠事件でトランプ氏が約1500人を恩赦したことについても、「警察官に暴力を振るった者への減刑には同意しない」と強調した。
上院は30日、ノースダコタ州前知事のダグ・バーガム氏を内務長官にあてる人事を賛成多数で承認した。
この記事に関連するニュース
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください