住宅ローン金利、三井住友は固定１０年が過去最高…他の大手４行も十数年ぶりの高さ

１万円紙幣

　３メガバンクなど大手銀行５行は３１日、２月に適用する住宅ローン金利を発表した。固定金利では、全行が１０年型の基準金利を引き上げ、三井住友銀行は発足した２００１年以来で最高の年４・３０％、他の４行も十数年ぶりの高さとなる。

　１０年型固定金利の基準金利は、各行が０・０６～０・１５％引き上げ、年３・７０～４・３０％とした。足元の長期金利の上昇などを反映した。借り手の信用度に応じた最優遇金利は、０・０６～０・１５％引き上げ、年１・４４～２・００％とした。

　一方、変動型の基準金利は１月から据え置き、２・４７５～２・６２５％とした。最優遇金利も据え置き、三菱ＵＦＪ銀行が０・３４５％、みずほ銀が０・３７５％、りそな銀が０・３９０％、三井住友信託銀が０・４８０％、三井住友銀が０・６２５％となる。

　変動型の基準金利は４月と１０月に見直す銀行が多く、新たに借り入れる場合は４月から、すでに借り入れている場合は６～７月頃から引き上げられる可能性がある。