1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

八潮の道路陥没は丸3日経過、救助スロープ1日夕にも完成…穴に流入の「水」を「角落とし」で対処

読売新聞 / 2025年1月31日 23時9分

重機が入るためのスロープが整備される陥没現場(31日午後4時9分、埼玉県八潮市で、読売ヘリから)=加藤祐治撮影

 埼玉県八潮市で起きた県道の陥没事故は、発生から丸3日が過ぎた31日も、穴の中に重機を入れるためのスロープの整備が進められた。県は24時間態勢で作業を続け、1日夕にも完成させて、転落したトラック運転手の男性の救助活動を本格化する方針だ。

 消防によると、穴の幅は最大約40メートルで、深さは約15メートル。底から8メートルの高さまで土砂などが積み上がり、トラックの運転席部分は目視で確認できない状態だ。

 県などは1月30日午後から幅4メートル、長さ30メートルのスロープの整備に着手している。現場に面した飲食店駐車場から、ショベルカーで地面を掘削。地盤が弱いため、石灰をまき、強度を高めながら整備している。スロープ完成後は、重機を使い内部にたまった土砂やがれきなどを撤去し、男性の捜索を進める。

 穴に流れ込み続ける水への対処も急務だった。県は30日夜~31日、水が漏れていた「雨水幹線」について、上流部と下流部でそれぞれ水の流入を防ぐ対策を行った。現場の上流約450メートルで土のうを積み上げて流れをせき止めると、逆流を防ぐため下流約500メートルの地点でも木材で水流をせき止める「角落とし」を実施。下流域ではさらに、マンホールからコンクリートを流し込み、幹線内に壁を作る作業も進めている。

 県は31日、現場付近の道路(約3・5キロ・メートル)の地下の空洞調査を実施した結果、「危険が生じる空洞は認められなかった」と明らかにした。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください