ふわふわ赤ちゃん、すくすく…青森・浅虫水族館でフンボルトペンギンのヒナ

フンボルトペンギンの赤ちゃん

　青森市の浅虫水族館で１年ぶりにフンボルトペンギンのヒナ１羽が生まれ、海獣館の展示スペースからふわふわした灰色の羽をのぞかせている。

　ヒナは母親「黄黄（きっき）」と父親「黒」の間に誕生。昨年１１月下旬に黄黄が産卵し、１月４日に孵化（ふか）した。誕生時は体重７９グラムの手のひらサイズだったが、３１日は１３２２グラムと順調に成長している。

　水族館によると、３か月程度で大人と同じ大きさになるという。性別はまだ不明で、今後の血液検査で判別する。飼育員が母親の黄黄にちなんだ名前をつける予定だ。

　フンボルトペンギンは母親と父親が協力して子育てするのが特徴。３１日は父親がヒナに寄り添う姿が見られた。

　飼育展示部の加藤愛さん（２９）は「県内は寒い日が続くが、赤ちゃんの様子を見て温かい気持ちになってほしい」と話した。