旅客機墜落、米軍ヘリのフライトレコーダー回収…トランプ氏は「制限高度をはるかに超えていた」と投稿
読売新聞 / 2025年2月1日 10時28分
【ワシントン=池田慶太】米国の首都ワシントン近郊で1月29日に起きたアメリカン航空の旅客機(乗客乗員64人)と米軍ヘリ(乗組員3人)の衝突事故で、米国家運輸安全委員会(NTSB)は31日、ヘリの飛行データと操縦室内の音声を記録したレコーダーを回収したと発表した。ヘリが制限高度を超えて飛行していた可能性が指摘されており、分析を急ぐ。
複数の米メディアによると、事故当時、旅客機は着陸に向けて高度400フィート(約122メートル)を飛行していた。一方、ヘリは許可された200フィート(約61メートル)を上回り、300~400フィートを飛行していたとみられる。
トランプ大統領は31日、「ヘリはかなり高い位置を飛行していた。200フィートの制限高度をはるかに超えていた」とSNSに投稿し、ヘリの飛行高度が問題だったとの認識を示した。その後、ホワイトハウスで記者団に、ヘリが旅客機の飛行ルートに入ったと説明し、「ヘリは旅客機と同じ高度だった。そうあるべきではなかった」と指摘した。
消防当局は31日の記者会見で、墜落現場のポトマック川から41人の遺体を回収し、うち28人の身元が判明したと述べた。米連邦航空局(FAA)は、ポトマック川上空とレーガン・ナショナル空港付近で当面の間、ヘリの運航を原則禁止する措置を発表した。
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