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日本人単独トップ・W杯35勝目の高木美帆、過密日程でも「オールラウンダー」の強みで記録伸ばす

読売新聞 / 2025年2月1日 12時23分

女子1000メートルを制した高木(米ウィスコンシン州ミルウォーキーで)=平沢祐撮影

 スピードスケートのワールドカップ(W杯)第4戦は1月31日(日本時間2月1日)、米ウィスコンシン州ミルウォーキーで開幕し、女子1000メートルは高木美帆(30)(TOKIOインカラミ)がリンク新記録の1分13秒56で優勝し、W杯の個人種目で日本人単独トップとなる通算35勝目を挙げた。

 男子の清水宏保、女子の小平奈緒がそれぞれ持っていたW杯個人種目での日本人最多勝利数に肩を並べてから1週間。高木は「初めて」というミルウォーキーの会場で、日本選手として未到の領域に達した。

 最終組でのスタート。序盤はやや出遅れたようにも見えたが、滑らかに加速して盛り返した。伸びのある動きを維持したままフィニッシュ。電光掲示板を見て優勝したことを確認すると、右拳を上げて喜びを表した。

 清水と小平は短距離を中心に戦ってきた。一方の高木は、中距離種目でも勝利を積み重ね、団体追い抜きや、短距離にも出場する。過密な日程の中で「オールラウンダー」として強さを示し続けてきたところにも大きな価値がある。

 日本スケート連盟の湯田淳スピードスケート強化部長は、高木のすごさについて「自分の課題を明確にして、それをどうしたら改善できるのか、ということに一生懸命取り組んでやり続ける」と語っていた。自らと真摯しんしに向き合う姿勢はどの種目でも変わらない。探求心の塊のような30歳は、これからも記録を伸ばし続けるはずだ。(平沢祐)

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