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都内の出産女性、64%が「無痛分娩」希望…うち4割超は高額費用など理由に実際は選択せず

読売新聞 / 2025年2月1日 15時0分

東京都庁

 直近1年間に出産した東京都内在住の女性の6割超が、出産時の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩ぶんべんを希望していたことが、都のアンケートでわかった。うち半数近くは、帝王切開や費用の高さを理由に実際には無痛分娩を選択していなかった。

 都は今年10月から、都内の医療機関で無痛分娩をする都内在住の妊婦に最大10万円を支給する助成制度を始める。アンケートは昨年8~10月、約1年以内に出産した都内の女性1万1364人を対象にオンラインで実施した。

 調査結果によると、妊娠時に無痛分娩を希望した女性は7268人に上り、64%を占めた。うち44%にあたる3197人が「希望したが、無痛分娩を選択しなかった」とした。

 無痛分娩を希望しながら選択しなかった理由(複数回答)を尋ねたところ、「帝王切開などになった」が43・1%で最も多く、「費用が高いから」(32・8%)、「無痛分娩できる施設が近くになかった」(18・1%)と続いた。

 また、都が昨年9~10月に都内の医療機関に実施した実態調査によると、回答した133施設のうち85施設(63・9%)で、無痛分娩を実施していた。費用は、10万~20万円未満の施設が約8割を占め、20万円以上の施設もあった。無痛分娩の実施件数を増やすための課題を尋ねたところ、「夜間や休日の人員不足」(80%)が最多で、「麻酔科医の確保」(63・5%)、「その他スタッフの確保」(56・5%)と続いた。

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