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古代中国で始まった亀甲占い、対馬で70代目が伝承…雷神社で古式にのっとり神事

読売新聞 / 2025年2月2日 10時43分

神前で占いの儀式を行う土脇さん

 カメの甲羅の割れ目で地域などの動向を占う国選択無形民俗文化財「亀卜きぼく神事」が1月31日、長崎県対馬市厳原町豆酘つつの雷神社で行われた。「卜者ぼくしゃ」の土脇隆博さん(44)が、豆酘地区は「上々」、水産業は「良」、農業は「平年作」と占った。

 1000年以上前に中国から伝わったとされ、神前でウミガメの甲羅片に焼いた小枝を当て、そのひびの入り具合で1年間の吉凶を占う行事。対馬藩政時代は藩の重要な行事だったといわれる。全国で今も伝わるのは豆酘地区だけとされ、旧正月3日に地域や天候、産業などの行方を占っている。

 福岡市に住む会社員の土脇さんは代々、地元で卜者を世襲していた母方の実家から70代目を引き継いだ。地域の役員らが見守る中、古式通りに儀式を行った。土脇さんは「大切な地域の神事。長く続くようにつないでいきたい」と話した。

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