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ノドグロの頭を使ったイヌ用炊き込みご飯も…「エサ」ではなく「ご飯」と呼べる高価格帯の商品が拡大

読売新聞 / 2025年2月2日 10時13分

「犬は家族で大切な存在。おいしいものを食べさせたい」と話す豊島さん(いずれも松江市で)

 松江市八束町の大根島で、米とレンコンを生産する会社「ふぁーむ大根島」が、廃棄されるノドグロの頭を使った犬用炊き込みご飯の販売を始めた。価格は880円(税込み)と高めだが、社長の豊島美紀さん(57)は「誕生日などのお祝いのちょっと豪華な食事にぴったり」と話す。(北瀬太一)

 昨年売り出したノドグロの頭を軟らかくしたペットフードに続く第2弾「Happy Rice Day『わんこの炊き込みごはん』」(賞味期限9か月)。具材がレンコンか、サツマイモでパッケージは異なるが、山陰沖で水揚げされたノドグロの頭、大根島産の米と一緒に加圧・加熱殺菌して軟らかくした。袋の上からつぶしてペースト状にすることでかむ力の弱い子犬、シニア犬も食べられるという。

 豊島さんは愛犬家でトイプードルの「小春」「リン」と暮らしており、食事は市販のドッグフードに頼らず、鶏むね肉と季節の野菜を圧力鍋で調理するなど手作りにこだわる。豊島さんは「ペットではない。子どもと同じくらいかわいい」と話す。

 矢野経済研究所(東京)によると、ペットフードの市場規模は2019年度の5333億円が、22年度は6482億円と伸び、26年度には7500億円を超えると予測されている。「エサ」ではなく「ご飯」と呼べる食材、品質、見た目にこだわった高価格帯の商品の販売が、拡大しているという。

 豊島さんは「素材にこだわっており、無添加。ワンちゃんもおいしいものを食べれば喜んでくれる。手にとってほしい」とPRする。松江市殿町の八百万マーケット・カラコロ店などで購入できる。

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