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成田空港国際線の外国人旅客、初の2000万人突破…円安でインバウンド需要が増加

読売新聞 / 2025年2月2日 18時18分

羽田空港

 成田国際空港会社(NAA)は1月30日、2024年の成田空港の運用状況を発表した。国際線の外国人旅客数が1978年の開港以来、初めて2000万人を突破した。円安を背景とするインバウンド(訪日外国人)需要の増加が要因と見られる。

 発表によると、航空旅客数全体は前年比22%増の3980万7651人で、過去最高だった2019年(4434万4739人)の9割まで回復した。

 そのうち国際線の旅客数は3220万5839人(前年比29%増)で、19年比の88%。外国人旅客数は2179万3034人(前年比36%増)で19年比でも20%上回った。日本人旅客数は794万9711人と前年比31%増となったが、19年との比較では54%にとどまった。日本人が海外に行くアウトバウンドは低迷が続いている。

 海外旅行需要が伸び悩む一方、国内線の旅客数は760万1812人で過去3番目の水準を維持した。田村明比古社長は「1ドル150円台で推移するなど円安が進んだことで、外国人からすれば日本に来ることは値打ちがあり、日本人にとっては海外旅行に行きにくい環境になっている」との見解を示した。

 航空機発着回数は、前年比15%増の24万2071回で19年の92%となった。国際線は19万978回(前年比20%増)で19年の91%まで回復。そのうち旅客便は前年比26%増、貨物便は前年比4%減だったものの、19年を24%上回った。国際航空貨物量は194万5795トン(前年比4%増)で3年ぶりで前年の実績を上回った。

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