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八潮市民「家が巻き込まれないか不安」…道路陥没で避難生活も長引く

読売新聞 / 2025年2月2日 13時41分

避難所となっている体育館には、仕切りと段ボールベッドが設けられている(1月30日夕、八潮市立八潮中学校で)

 埼玉県八潮市の県道交差点で起きた陥没事故は、1日で発生から100時間以上たったが、依然として70歳代の男性運転手は安否不明のままだ。二次災害の恐れから現場から半径200メートル以内は警戒区域となり、一時的避難所が設けられている。下水の利用自粛の呼びかけも続き、周辺住民への影響は長引いている。

 避難先となっている八潮中学校体育館。館内にはマットが敷かれ、段ボールベッドが置かれた約20個のパーティションが並ぶ。近隣の飲食店による炊き出しも続いている。31日夜に弁当やみそ汁などを提供していた男性(47)は、「温かいもので少しでも不安な気持ちが和らげば」と話した。

 避難を続ける会社員(50)は「避難所ではよくしていただいている」としつつ、「陥没が拡大して家が巻き込まれないか不安」と表情を曇らせた。

 下水の使用自粛は、警戒区域外にも影響を及ぼしている。

 市内の介護施設「八潮ケアセンターそよ風」は、毎週土曜日に行っていた大浴槽の湯の交換をやめ、塩素消毒に切り替えるなどした。

 ラーメン店「王道家直伝との丸家 八潮店」でも1日2回、使用した食器を車で片道1時間かかる千葉県内の系列店に運んで洗っている。店舗責任者(37)は「救出活動に協力するため、できる限りのことをやりたい」と話した。

 八潮市によると、一部地域で供給を停止していた都市ガスは、1日朝までに市内全域で再開したという。

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