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八潮の道路陥没、トラック運転席部分は不明のまま…下水道管の応急復旧には1週間かかる見通し

読売新聞 / 2025年2月2日 6時6分

夜になっても救出に向けた作業が続く道路の陥没現場(1日夜、埼玉県八潮市で、読売ヘリから)=守谷遼平撮影

 埼玉県八潮市の陥没事故の現場では1日も、懸命の作業が行われた。穴の中のがれきなどを撤去するためのスロープは同日、完成した。ただ、草加八潮消防局はがれきの撤去完了時期は「見通せない」とした。同日昼までには撤去作業が始まったものの、穴の中の水の状況に変化があったため、作業は午後5時頃、中断された。

 同局によると、穴の内部では小規模な崩落が続いている。崩落の危険をブザーで知らせる土砂監視センサーを、穴の側面に2基設置するなどし、安全確保に努めるという。同時に、地上付近で宙づりに近い状態になり、落下の危険がある鉄筋コンクリート製の「雨水幹線」の撤去を重機を使って進める。

 その上で、堆積たいせきした土砂などの撤去を急ぎ、トラックの運転席を確認でき次第、救出方法を検討する。1日午後9時現在、トラックの運転席部分の所在は分かっていないという。

 一方、県は1日午後、第7回の危機対策会議を開いた。大野知事は記者団の取材に対して、穴の中のがれきを撤去し救助作業を終えてから、下水道管の応急復旧工事には1週間程度かかるという見通しを示した。

 会議の中では、損傷した下水道管の補修方法について説明があった。損傷部分を、水あめのような素材で蓋をするように覆う。地下水などで土砂が流れ出すのを防ぐ効果があるという。

 また、2日午前から八潮市内で雨か雪が予想されており、雨水の量が増え、陥没した穴にまた水が流入する恐れがある。12市町の120万人に対して、改めて洗濯や風呂の使用をできる限り控えるよう呼びかけることも確認した。

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