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「H3」5号機打ち上げ、衛星「みちびき」分離…日本版GPS7基体制に向け大きく前進

読売新聞 / 2025年2月2日 19時24分

みちびき6号機のイメージ(内閣府提供)

 内閣府の測位衛星「みちびき」6号機を搭載した日本の大型主力ロケット「H3」5号機が2日午後5時半頃、鹿児島県の種子島宇宙センターから打ち上げられた。ロケットは予定の軌道に到達後、衛星を正常に分離し、打ち上げは成功した。みちびきは6号機の打ち上げで5基となり、日本独自に高精度な位置情報を取得できる7基体制の構築に向け、大きく前進した。

 みちびきは米国の全地球測位システム(GPS)の日本版で、現在4基が稼働している。みちびきの位置情報はスマートフォンやカーナビなど幅広い分野で活用中だが、現状の4基体制では、GPSなど他国の測位データを組み合わせないと正確な位置を割り出せない。

 内閣府は2025年度中に2基を追加で打ち上げ、26年度中に他国に依存せず高精度な位置情報を提供できる7基体制の運用開始を目指す。将来的には、衛星の故障に備え、計11基で運用することを目標に掲げる。

 6号機には、みちびき同士の距離を測定できるアンテナを初めて搭載。軌道上を常に移動している衛星の居場所を正確に把握し、位置情報の誤差を修正できる。今後打ち上げるみちびきにも搭載予定で、実現すれば精度が現在の誤差5~10メートルから1メートルに大きく向上する。

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