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ホンダ、ガソリン車・EV・HVを同じラインで生産する「混流生産」…25年後半からアメリカ工場で

読売新聞 / 2025年2月2日 20時0分

2025年後半からEV、HV、ガソリン車の「混流生産」が始まる生産ライン(1月29日、オハイオ州で)=小林泰裕撮影

 ホンダは、2025年後半から米中西部オハイオ州メアリズビルにある工場で、電気自動車(EV)、ハイブリッド車(HV)、ガソリン車を同じ組み立てラインで生産する「混流生産」を始めることを明らかにした。EVやHVの需要の先行きが見通せない中、機動的で効率的な生産体制を実現する狙いがある。

 HV・ガソリン車とEVは部品が大きく異なるため、組み立てラインを別々に設けることが一般的だ。ホンダによると、動力源の異なる3タイプの車両の混流生産は世界的にも珍しいという。

 1982年に生産を開始した同工場では、主力セダン「アコード」のガソリン車とHVに加え、2025年後半以降、高級車ブランド「アキュラ」やホンダの「0(ゼロ)シリーズ」の新型EVを生産する。ホンダの北米でのEV生産は同工場が初めてとなる予定だ。

 関連投資は、周辺の2工場と合わせて10億ドル(約1500億円)としている。ラインの統合により、メアリズビル工場の生産能力は年間40万台超から22万台に低下するが、別の工場での生産を増やすことで、米国全体の生産台数は維持する方針だ。

 ホンダ関係者は「トランプ米大統領の政策やEVの普及状況など、将来の不確実性に対応するための生産体制だ」と話している。生産が軌道に乗れば、世界の他の工場にも展開する方針という。(ニューヨーク支局 小林泰裕)

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