「イスラム国」拠点空爆、トランプ氏「私はやった!」…バイデン前政権は実行しなかったと批判
読売新聞 / 2025年2月2日 21時30分
【ワシントン=阿部真司、ヨハネスブルク=笹子美奈子】米軍は1日、アフリカのソマリアでイスラム過激派組織「イスラム国」の拠点を空爆した。トランプ大統領が同日、自身のSNSで明らかにした。第2次トランプ政権で初めての大規模な軍事作戦となる。
トランプ氏はSNSへの投稿で、「今朝、精密な空爆を命じた。多くのテロリストが殺害された」と述べた。対象は同組織の幹部らで、拠点としていた洞窟を破壊したという。民間人被害はなかったとしている。
トランプ氏は、同組織が米国や同盟国の安全を脅かしていたと指摘し、「米国人を攻撃しようとする者は必ず見つけ、殺す」と警告した。今回標的となった幹部への攻撃は米軍が長年にわたり計画していたが、バイデン前政権が実行しなかったと批判し、「私はやった!」と強調した。
バイデン前政権下では昨年5月、ソマリアへの空爆で「イスラム国」の戦闘員3人を殺害した。
米国のヘグセス国防長官は声明で、ソマリア政府と連携して空爆を行ったと説明した。ソマリアのハッサン・シェイク・モハムド大統領はX(旧ツイッター)に「テロ対策における勇敢で断固とした指導力を高く評価し、歓迎する」と投稿し、トランプ氏への謝意を示した。
「イスラム国」は近年、アフリカで勢力を拡大している。第1次トランプ政権(2017~21年)はイスラム過激派組織の打倒を優先目標に掲げ、ソマリアやニジェールでの軍事作戦に積極的に関与した。
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