グラミー賞「最優秀」チェロ奏者エル・マツモトさん「Ｔｒｉｖｅｎｉ」

第６７回グラミー賞の授賞式で「最優秀ニューエイジ／アンビエント／チャント・アルバム」を受賞したエル・マツモトさん（左）ら＝ＡＰ

　【ロサンゼルス＝後藤香代】米音楽界最高の栄誉とされる第６７回グラミー賞の発表・授賞式が２日、ロサンゼルスで行われ、チェロ奏者のエル・マツモト（松本エル）さんが参加した「Ｔｒｉｖｅｎｉ」が「最優秀ニューエイジ／アンビエント／チャント・アルバム」に輝いた。

　壇上でトロフィーを受け取ったマツモトさんは「このプロジェクトは音楽の力で自分自身を癒やし、変革したいという私たちの強い思いから生まれた」とスピーチし、関係者に謝意を示した。

　２０２３年に亡くなった音楽家、坂本龍一さんの最後のソロコンサート作品を収録した「Ｏｐｕｓ」も同じ部門にノミネートされたが、受賞はならなかった。「最優秀グローバル・ミュージック・パフォーマンス」の候補だった作編曲家、宅見将典さんの楽曲「Ｋａｓｈｉｒａ」も受賞を逃した。