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イニエスタのスキルに「笑っちゃった」、川崎フロンターレ・脇坂泰斗が対戦相手として見たレジェンドの姿

読売新聞 / 2025年2月4日 10時0分

脇坂選手はチームのことなど率直に語った

 サッカー・J1川崎フロンターレのキャプテン・脇坂泰斗選手が、読売新聞ポッドキャスト「ピッチサイド 日本サッカーここだけの話」に出演し、川崎フロンターレのユースから大学進学を経由してプロ契約にいたった経緯や、元スペイン代表・イニエスタ選手への「愛」について、番組MCで元日本代表の槙野智章さんと語った。

プロの壁は「志さないと届かない」

 脇坂選手は、川崎のユースから阪南大学を経て、川崎とプロ契約を結んだ。高校卒業のタイミングでトップチームとの契約ができなかったが、あきらめる気持ちは「1ミリもなかったですね」と振り返る。

 「1年生の開幕戦から出て、なんなら途中で大学をやめていきたいぐらいに思っていました」

 脇坂選手はそう語り、プロの壁は「志さないと届かないなと思いますね」とも語った。

 2018年に川崎と契約したが、当時の川崎は17年にJ1を初制覇。翌18年は連覇し、19年はルヴァン杯、20年はJ1の優勝と天皇杯を獲得するなど黄金期をむかえていた。

 「いち早く成長する気持ちは持ちつつ、焦らずやろうとは思ってましたね。いつ頃かは分からないけど、徐々に慣れていったと思いますね」

 槙野さんは浦和レッズ時代に対戦した川崎の強さが印象的だという。

 「川崎が一番強い時期だったというのもありますが、埼玉スタジアムの浦和に相性が良かったよね。(脇坂選手には)ゴラッソ決められたし、『とどめの一撃』みたいなゴールを決められた感覚があるかな。我々も(GKの)西川周作が止められないんだったら相手をほめるしかないよねっていう感覚なんで、そこをズバズバ決めてくる、やっぱいい選手だなと思ってました」

 脇坂選手にとっても埼玉スタジアムのイメージは良いようだ。

 「圧がすごいなと思います。一帯が『赤』なんですよ。フロンターレ(サポーター)が角にちょこっと。コーナーキックに行ったらすっごいブーイングされたり、好きなんですよね。楽しんでますけど」

マッチアップ

 脇坂選手がJリーグで対戦した印象深い選手にあげたのが、スペイン・バルセロナからヴィッセル神戸に移籍した元スペイン代表のイニエスタ選手。脇坂選手が「あこがれの選手」と語り、昨年10月に現役引退を発表したレジェンドだ。

 「ずっとユースの時からイニエスタ選手が大好きで。当時のバルサもめっちゃ好きだったし。一番好きなサッカー選手がJリーグに来て、初めて(フロンターレのホーム)等々力に来た時、僕と守田(英正)は新人研修で。パンフレットを配ったり、ボランティアの方々が試合前にしてくれている掃除とかを手伝ったりしていた時期だったんですけど、ちょっと抜け出してイニエスタ選手の会場入りを見に行きました」

 「そんな選手と対戦できてすごい幸せでした」

 イニエスタ選手とのマッチアップの経験は1回だけ。

 「僕が(ボールを保持したイニエスタ選手に自陣に戻りながら守備する)プレスバックに行って『食える』と思ったシーンがあったんですけど、(イニエスタ選手は)誘っていたんですよ。その誘いのタッチで前にスッと入られて、それをされた時に笑っちゃったんです。2019年の等々力だったんですけど、スッと入られて、『これ見てたやつだ』って思ってうれしくなっちゃって」

 憧れのイニエスタ選手とのユニホーム交換はできたのか?

 「22年の時にさせてもらいました。交換っていうか、『ください』って言ったら、『お前のもくれ』って言ってくださって。試合日の日付とサインもらって飾ってます(笑)」

プロフィル

脇坂泰斗(わきざか・やすと)

川崎フロンターレU-18から大学進学を経て川崎へ。日本代表にも選出され、2022年からは中村憲剛さんがつけていた背番号14を引き継いだ。3年連続でJリーグベストイレブンを受賞。ポジションはMF。1995年生まれ、横浜市出身。

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