風俗スカウトグループ資金管理役で月８０万円の報酬か、男を逮捕…借金苦のホスト女性客あっせん

警視庁

　女性を風俗店に紹介したとして、警視庁は３日、スカウトグループ「アクセス」ナンバー２で、グループの経理担当会社「ＥＢＣＤ」社長の男（３３）（東京都）を職業安定法違反（有害業務への職業紹介）容疑で逮捕したと発表した。グループの資金管理役とみている。

　発表によると、男は仲間と共謀して昨年２～４月、いずれも２０歳代の女性３人に大分県別府市の風俗店の仕事を紹介した疑い。容疑を認めている。逮捕は１月３１日。

　アクセスは、ホストクラブに借金を抱える女性客らを全国の風俗店にあっせんし、「スカウトバック」（紹介料）を得ていたとされる。ＥＢＣＤ社は、スカウトの勤務や風俗店からの紹介料を管理し、スカウトへの報酬算定などをしていた。男は紹介先の店の開拓も担い、月約８０万円の報酬を得ていたという。

　警視庁は、特別捜査本部を設置してアクセスの実態解明を進めており、これまでにリーダーを含む計６人を摘発している。