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無許可開設の札幌の動物園、「道順分かりづらい」と国道に違法看板…撤去指導に応じず

読売新聞 / 2025年2月4日 5時0分

 札幌市南区の市街化調整区域で開発許可を得ないまま民間動物園「ノースサファリサッポロ」が20年近く営業を続けている問題で、運営会社「サクセス観光」が道路法に違反し、国道沿いに看板を設置していることが、国土交通省北海道開発局への取材で分かった。国交省は撤去を求めて行政指導を続けているが、会社側は「道順が分かりづらいので必要」などの理由で応じていないという。

 道開発局によると、看板は国道230号沿いに計5か所あり、国有地に鉄パイプなどを組んで設置されている。最も大きいものは縦1・5メートル、横3メートルを超えて「次の信号右折」と道順を示したり、イベントを告知したりしている。

 国道は「国有財産」にあたり、道路沿いの国有地に営利目的の看板を設置することは道路法で禁じられている。園は2005年夏に開業し、道開発局は06年に看板の違法設置を確認していた。違法性を指摘した上で撤去を求めて行政指導を繰り返してきたが、会社側は応じる姿勢を見せなかったという。道開発局は強制的な撤去も慎重に検討している。

 園を巡っては、市が都市計画法に基づき施設の撤去を命じる方針で、近く会社側の言い分を聞く「聴聞」を経て結論を出す予定という。サクセス観光は取材に「お答えすることはない」としている。

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