トランプ氏「メキシコへの関税発動１か月延期で合意」…国境に１万人のメキシコ兵を派遣

トランプ大統領

　【ニューヨーク＝小林泰裕】米国のトランプ大統領は３日、自身のＳＮＳで、メキシコへの関税発動を１か月延期することで、メキシコと合意したと明らかにした。

　トランプ氏によれば、米国で乱用が社会問題となっている合成麻薬「フェンタニル」の米国への密輸や、不法移民の流入を防ぐため、米国との国境に１万人のメキシコ兵を派遣することなどで、メキシコのシェインバウム大統領と合意した。

　トランプ氏は「（シェインバウム氏と）非常に友好的な対話がなされた」と投稿した。

　トランプ氏は１日、メキシコからの輸入品に２５％の関税を課すための大統領令に署名し、４日から発動する予定だった。