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「可能な限りの節水」4日午後2時~5時に行うよう強く要請…八潮の道路陥没、下水管調査へ

読売新聞 / 2025年2月4日 15時54分

事故現場周辺では暗くなってからも作業が続けられた(3日夕、八潮市で)

 埼玉県八潮市で発生した県道陥没事故は4日で発生から1週間となる。下水道流域の12市町約120万人に排水自粛の要請が続く中、県は4日午後2時~5時に、「可能な限りの節水」を行うよう強く呼びかけた。この時間帯に下水道管に流れ込む下水量を減らし、管内部の調査などを進めたい考えだ。

 県は事故発生の1月28日から、120万人に対し、「風呂や洗濯の頻度を減らす」といった協力を求めてきた。それにより穴の水位は下がったものの、破損したとみられる下水道管から穴の中に水が湧き出る状態が続いている。

 大野知事は3日、4日午後2時~午後5時の間、水を使用する家事や作業の時間をずらすといった、「可能な限りの節水」を呼びかけた。救助活動の進捗しんちょくによっては、今後も続く可能性もあるという。

 県はこの時間帯、水位がどの程度下がるかを調べる。また、下水道管の下流部分に詰まった障害物を調査するため、水中ドローンを潜らせる考えだ。大野知事はこの日の県危機対策会議後、節水について、報道陣に対し「絶対に使わないでということではない。可能な限りの工夫をお願いする」と述べた。

 事故現場では3日午前から、穴につながる2本目のスロープの造成も始めた。トラックが落ちた地点の近くに重機を入れるためで、協力を得た民有地も利用しているという。県は4日午後2時までの完成を目指している。

 一方、草加八潮消防局は3日夜、4日に隊員が穴の中での救出作業を行うのは難しいという見解を示した。同局情報指令課の中沢智徳課長は報道陣の取材に「一刻も早く(男性を)助けるのが使命だと思うが、隊員の命を考えるとこればかりは難しい」と声を詰まらせた。

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