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諏訪湖の「御神渡り」現れず、7季連続「明けの海」に…真冬日なく全面結氷せず

読売新聞 / 2025年2月4日 17時15分

諏訪湖観察を記録する宮坂宮司(左)と氏子総代(3日朝、諏訪市の舟渡川河口付近で)

 諏訪湖の結氷状況を観察している長野県諏訪市の八剱やつるぎ神社の宮坂清宮司は立春の3日、今季は「御神渡おみわたり」が現れない「明けの海」になったとの見方を明らかにした。明けの海は7季連続で、2018年を最後に出現していない。ただ、今週末にかけて氷点下10度近くに下がる日が続く予報もあるため、しばらくは観察を続けるという。

 明けの海は、記録が残る1443年(嘉吉3年)以降は81回目。20世紀後半以降、温暖化が影響し、明けの海が増えている。

 この日午前6時半、観察地点の諏訪市・舟渡川河口付近は、気温1・7度、水温3・2度。宮坂宮司は「この冬は(終日氷点下の)真冬日がなく、全面結氷もなかった。自然は正直で気温がマイナス2桁の日が来なければ全面結氷しない」と指摘。「湖岸の木々を見ると、赤いつぼみがつき、春の兆しを感じる」と言葉を継いだ。

 今週末の寒波による全面結氷に期待を残しつつ「3週間前に寒波が来た時も、湖岸の観察では(予報の)3分の2程度だったので、(見通しは)厳しい状況かなと思う」と話した。御神渡りの大前提となる全面結氷がなかった場合、昨年に続き2年連続となる。

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