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目指せデフリンピック東京「金」、サッカー代表が国立でJFLチームと試合…「勝つ気持ちで挑む」

読売新聞 / 2025年2月4日 19時48分

記者会見で手話を交えてあいさつする松元卓巳

 デフサッカー男子日本代表が4月2日、東京・国立競技場で日本フットボールリーグ(JFL)のクリアソン新宿とエキシビションマッチを行う。11月のデフリンピック東京大会(読売新聞社協賛)に向け、絶好の強化の機会で、認知度アップの意味でも大きな一戦になりそうだ。

 1月に行われた発表記者会見。初の国立開催が実現した日本代表の監督と選手たちは一様に感激を隠せない様子だった。2023年にユニホームが健常の代表と統一され、一歩一歩、取り巻く環境が改善されてきた。長く代表でプレーする主将のGK松元卓巳(35)(あいおいニッセイ同和損保)は、「昔は代表合宿といえども、小学校のグラウンドや土の公園で練習をしていた時代があった。サッカーの聖地で、それも(健常の代表と)同じユニホームを着て試合ができることは本当に夢の夢」と喜びを語った。

 試合は、元Jリーガーの吉田匡良まさよし監督(42)の「この子たちをもっと日の当たるところに出してあげたい」という思いから話が進んだ。知人を通じ、クリアソン新宿に打診したところ、J1柏などで活躍した元日本代表の北嶋秀朗監督(46)が二つ返事でOKした。北嶋監督は「本気でかかってくる彼らに対し、僕らも本気で戦い、デフリンピックで優勝できるように力になりたい」と好試合を約束した。

 日本代表は23年の世界選手権で準優勝を飾り、金メダルへのムードは高まっている。松元は「僕らは本気でデフリンピックでの世界一を目指している。勝つ気持ちで挑みたい」と闘志を燃やす。日本ろう者サッカー協会は観客1万人を目指すとしており、白熱したゲームでデフサッカーの魅力もアピールしたいところだ。(荒井秀一)

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