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日本航空の元機長2人を行政処分…ワイン3本注文など基準超える飲酒、聞き取り調査に口裏合わせ

読売新聞 / 2025年2月4日 18時0分

日本航空

 日本航空の元機長2人(解雇処分)が豪州メルボルンで内規の約3倍にあたる飲酒を隠し、翌日の国際線に乗務した問題で、国土交通省は4日、航空法に基づき、元機長(59)を航空業務停止180日、副機長として乗務したもう1人の元機長(56)を同210日とする行政処分をした。

 国交省などによると、2人は昨年12月1日午前からメルボルン発成田行き日航774便(乗客乗員114人)に乗務したが、前日の午後4時までワインボトル3本を注文するなど、日航の運航規程で定める基準を大きく超過する飲酒をした。

 1日朝に呼気からアルコールが一時的に検知されても、前夜の飲酒などを運航管理者らに正しく報告せず、乗務後の聞き取り調査にも口裏合わせをして飲酒量を隠蔽いんぺいしようとした。副機長として乗務した元機長については、2018年に別の飲酒問題を起こしていた点なども考慮した。

 一方、日航は4日、赤坂祐二会長と鳥取三津子社長を減俸30%(2か月)とするなど関係する役員8人の処分を発表した。赤坂氏を安全対策の最高責任者「安全統括管理者」から解任し、後任には、調達本部長から安全推進本部長へ担務変更する中川由起夫・常務執行役員を充てる。

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