雪印メグミルクのロゴ、「雪の結晶」強調のデザインに刷新…前身から数え創業１００年を機に

新しいロゴを発表する雪印メグミルクの佐藤社長（東京都千代田区で）

　雪印メグミルクは、前身から数えて今年で１００年を迎えるのを機に、４月からロゴマークを刷新すると発表した。

　新しいマークは、創業当時から親しまれ続けてきた雪の結晶を強調するデザイン。結晶の線を太くして視認性を高め、結晶の先端は牛乳が勢いよくはじけるイメージを表現したという。

　雪印メグミルクは１９２５年に「北海道製酪販売組合」として設立され、当時から雪の結晶をイメージしたマークを使用。２０００～０２年に相次いで発覚した集団食中毒事件と牛肉偽装事件をきっかけに２００９年には日本ミルクコミュニティと経営統合したが、高い認知度を持つ雪の結晶は維持してきた。

　佐藤雅俊社長は東京都内での発表会で「ミルクのしずくと雪の結晶を一本の線でつないで価値の循環を表現した。新たなステージに挑む明るい未来を作り上げる決意を示す象徴だ」と述べた。