囲碁の棋聖戦第３局、５日から…一力遼棋聖と井山裕太王座の「頂上決戦」ここまで１勝１敗

前夜祭で記念撮影に応じる一力遼棋聖（右）と井山裕太王座（４日、仙台市で）＝西孝高撮影

　囲碁界の最高位を争う第４９期棋聖戦七番勝負（読売新聞社主催、特別協賛・サントリーホールディングス）、一力遼棋聖（２７）と挑戦者・井山裕太王座（３５）の第３局が５日から、仙台市の宮城県知事公館で行われる。

　名人、天元、本因坊を併せた四冠の一力棋聖と、碁聖と十段を併せた三冠の井山王座による頂上決戦は、ここまで両者１勝１敗で、一力棋聖の地元での本局を迎えた。

　両者は４日、県庁近くの勾当台公園に立つ相撲の第４代横綱・谷風像前で記念撮影に臨んだ後、知事公館の対局室を下見した。同日夜に市内のホテルで開かれた前夜祭で、一力棋聖は「見てくださる方たちに楽しんでいただけるような熱戦にしたい」、井山王座は「自分のベストを尽くし、納得のいく対局にできるよう頑張る」と抱負を述べた。

　対局は５日午前９時に開始される。