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八潮陥没、「水中ドローン」投入も速い流れで調査難航…県は120万人に「可能な限りの節水」要請

読売新聞 / 2025年2月4日 22時42分

 埼玉県八潮市で県道が陥没し、トラックが転落した事故は4日、発生から1週間となった。安否不明の70歳代男性の救出活動は、穴の中の水位が高く、がれきにも阻まれ難航。県は水中ドローンを使った下水道管内の調査を始め、重機を穴に入れるため2本目のスロープの造成を進めたが、完成は5日午前にずれ込む見込みという。

 県は、下水道管の下流部分に障害物が詰まって流れが悪くなり、穴内部で水が湧き出しているとみている。消防による救出活動の妨げとなっており、4日午前、命綱を付けた作業員たちがはしごを使って穴の約600メートル下流のマンホールに入り、水中ドローンを投入した。下水の速い流れに阻まれて調査が進まなかったため、別の種類のドローンを試すなどするという。

 この日は午後2~5時、下水道の上流部にあたる12市町約120万人に対し、これまでより強い「可能な限りの節水」も要請。しかし、穴の中の水位が想定したほど下がらず、大野元裕知事は「期待されたほどの効果は見られなかった」とし、今後の対応を再検討すると話した。

 また、3日から始まった2本目のスロープの造成作業は、高い水位に加え、穴内部に残った農業用水路が崩落しそうなため十分に進まなかった。2本目が完成すれば、トラックの転落場所に重機が近づけ、効率的にがれき撤去を進められるため、県は5日午前中の完成を目指すとしている。

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