粗品、生島ヒロシのパワハラ降板に「他人事じゃない」と危機感 「未来の俺やがな！」

霜降り明星の粗品さん（2019年撮影）

お笑いコンビ「霜降り明星」の粗品さん（32）が2025年2月3日に公式YouTubeチャンネルを更新し、フリーアナウンサーの生島ヒロシさん（74）が番組製作スタッフへのパワハラ・セクハラにより約27年間続いたTBSラジオのレギュラー番組を降板となったことに言及した。

「俺が70（歳）になったらあり得るかもな」

TBSラジオは1月27日、「重大なコンプライアンス違反」により生島さんが担当番組「生島ヒロシのおはよう定食」「生島ヒロシのおはよう一直線」のパーソナリティーを降板すると発表した。

同日、生島さんの所属事務所「生島企画室」は、公式サイト上で「番組製作スタッフへの厳しい言動やインターネット上に掲載されていた不適切な画像の送信等の行為があったとのことであり、パワーハラスメント、セクシャルハラスメントへの認識の欠落がまねいたことだと認識しております」とした上で、「生島ヒロシの行為により辛い思いをされた方には、心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。加えて、生島さんの同事務所における全ての役職を退任させるとともに、芸能活動を無期限で自粛するとも報告した。

また生島さん自身も同サイト上で、「私が友人から送られた不適切な写真をラジオスタッフに送ってしまい、女性スタッフから大変不愉快とのご指摘を受けました。さらには、朝の90分の生放送中、思わずスタッフに対して当たりがきつくになってしまったことがありました」と事実を認め、「私の言動により辛い思いをされた方には心からお詫びを申し上げます」と陳謝している。

今回の動画は、SNSで最近話題になったニュースについて、賛成と否定両方の立場から意見を述べる恒例企画「1人賛否」。その中で粗品さんは生島さんの問題に触れ、「セクもそうやけどパワ？パワのほうはあかんのちゃう？ パワハラ、スタッフにきつく当たるとか」と苦言を呈し、「反省してください」と促した。しかし次の瞬間「ただぁ！」と決め台詞を叫び、「こんなもん、未来俺やがな！」と自虐した。

続けて「未来の俺やろ？ これ。他人事じゃないですね」と粗品さん。セクハラはともかく、パワハラに関しては「70（歳）ぐらいになったら、こんなんあり得るぞ。まぁ、まだ生放送中にスタッフにオラァ！とか。そんなんはないですけど、俺が70になったらあり得るかもな」「今の感じで言うとあり得るなぁと。未来の俺やんけ」と、生島さんの年齢に達した時に同じ過ちを犯すのではと危機感を募らせた。