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豊昇龍「横綱昇進」に元NHKアナが私見 1番残念だったのは横綱審議委員会「私なら賛成の手を挙げていない」

J-CASTニュース / 2025年2月4日 12時29分

豊昇龍「横綱昇進」に元NHKアナが私見 1番残念だったのは横綱審議委員会「私なら賛成の手を挙げていない」

画像はイメージ

元NHKアナウンサーで、大相撲実況などを担当した藤井康生氏(68)が、2025年2月3日までにユーチューブを更新し、大相撲1月場所で優勝した豊昇龍(立浪、25)の横綱昇進について私見を述べた。

「場所前は、すんなりと横綱に昇進するとは想像していなかった」

初場所千秋楽、11勝3敗で迎えた豊昇龍は、本割で大関琴桜(佐渡ヶ嶽、27)に勝利し12勝3敗とした。

同じく12勝で並んだ平幕・金峰山(木瀬、27)、王鵬(大嶽、24)と行った優勝決定ともえ戦を制し、2度目の幕内優勝を飾った。

豊昇龍は、24年11月場所で、13勝2敗で優勝次点。続く1月場所で優勝したことで、場所後の1月27日に、横綱審議委員会により横綱昇進が議論され、全会一致で推薦を決定した。

これに伴い、29日に行われた3月場所の番付編成会議と臨時理事会で横綱昇進が決定した。

藤井氏は「何よりも、横綱誕生という新しい横綱が誕生して非常におめでたいことですね。74代横綱豊昇龍。場所前には、すんなりと横綱に昇進するとは、想像していなかった。もちろん少しは可能性があったのですが」と率直に語り、24年11月場所で優勝した琴桜に言及し、次のように私見を述べた。

「琴桜の場合は、2場所連続優勝の可能性があり、しかも優勝に準ずる成績だったら、ひょっとしたら(横綱に)上がれるかなと。優勝を起点と考えれば、去年の九州場所は14勝1敗の堂々たる優勝でしたから。琴桜は少々可能性があるかとおもったのですが、豊昇龍はおそらくかなり高い水準の優勝を。例えば、14勝1敗とか全勝とか。これぐらいでなければ、昇進という声はすぐには上がらないのではいかと思っていたら、なんと12勝3敗、巴戦での優勝ということで」

「横綱審議委員会の全会一致には驚いた」

角界に新たな横綱が誕生したことに、素直に喜ぶ一方で、全会一致で横綱に推薦した横綱審議委員会の判断に疑問の声を上げた。

藤井氏は「豊昇龍は横綱昇進ですから、本当におめでとうという、本当に頑張ってほしい」と切り出し、横綱審議委員会について、こう語った。

「1番残念だったのは...。(横綱昇進に)反対ではないですよ。まるっきり反対ではないのですが、ただ、横綱審議委員会で、全会一致でOKという。横綱審議委員が何人もいて、その中の3分の2が賛成すれば、横綱への昇進の道が開けていく。異論はひょっとしたら議論の中であったのかもしれないが、完全に『私は反対です。もうひと場所見ましょう。今回は無理ですよ』とか、そういう意見を出した人がいなかったのかなと」

そして、次のように続けた。

「最終的に決を採ったと思います。決を採った時点で、ひとりやふたり、あるいはもう少し。世の中の皆さんの考え方からすると、(横綱審議委員の中に)『もう少し待った方がいいんじゃないの』という意見を持った人が何人かいたのではないかと思ったが、それがひとりもいなかった。全会一致ということですから、これは驚きました。私がもし、横綱審議委員会のメンバーに入っていれば、きっと賛成の手は挙げていないと思います」

NHKで長年にわたり大相撲実況を担当してきた藤井氏。豊昇龍の横綱昇進に関する見解を述べた後、改めて「豊昇龍がだめだとか、嫌いだとか好きだとかという、そういう問題ではない」と強調した。

モンゴル出身の豊昇龍は、元横綱・朝青龍を叔父に持つ力士。18年1月場所で初土俵を踏み、19年11月場所で十両に昇進した。20年9月場所で幕内に上がると、23年7月場所で幕内初優勝を飾り大関に昇進した。

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