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東京・品川区立中学で「制服無償化」、26年度入学から…義務教育の主要な費用は全て区負担に

読売新聞 / 2025年2月5日 5時0分

 東京都品川区は2026年度から区立中学校へ入学する生徒を対象に、制服(標準服)を全額無償化する方針を固めた。区によると、東京23区では初の試みという。同区立学校ではすでに学校給食や学用品が無償化されており、制服を無償にすることで、義務教育にかかる主要な費用を区が全て負担することになる。

 区立中学校は15校あり、それぞれブレザーやスカートなどの制服を採用している。制服代は約3万3000円~約5万2000円で、これまで各家庭が負担してきたが、近年は、物価高騰の影響もあって負担軽減を求める声が寄せられていた。

 無償化は、学校が制服を一括して調達し、その後、区側に費用の補助を申請する形で行う。所得制限は設けない。都立の特別支援学校の中学部に通う区民も対象とする。

 26年度に中学進学する小学5年生は、区立小では約1930人に上る。区は5日、関連経費約1億円を盛り込んだ新年度一般会計当初予算案を公表する。

 区は子育て支援に力を入れており、23年度に給食、24年度には授業で使う絵の具や補助教材などの学用品の無償化に相次いで踏み切った。25年度からは修学旅行の旅費も全額区が負担する計画だ。

 区幹部は「制服無償化により、区立小中学校に子どもを通わせる家庭の経済的な負担はほぼゼロになる」としている。

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