強盗先に修理業者訪問、住人の孫装い応対…住人に代金支払わせた後に４１万円奪った容疑で男逮捕

大阪府警察本部

　１月に窃盗目的で侵入した民家で住人を縛り、金を奪ったとして、大阪府警は４日、大阪市城東区、無職の男（２３）を住居侵入と強盗致傷の両容疑で逮捕した。男は昨年１２月にも同じ家に、窓を壊して侵入していたという。今回、侵入した際、窓の修理業者と出くわし、発覚を免れようと住人の孫を装って応対していた。

　発表では、男は１月２４日、箕面市内の民家に侵入し、住人の女性（８２）を粘着テープで拘束した上で、引きずる暴行をし、現金４１万円を奪った疑い。周辺の防犯カメラの映像から男が浮上した。

　府警の調べに対し、男は昨年１２月２７日にもこの家に、窓を壊して侵入して金を盗んだと供述しており、１月は２度目の侵入だったとみられる。

　今回、女性を拘束したところで窓の修理業者が訪問。業者から修理代を求められた男は、「おばあちゃんが帰ってきます」などと言い、女性の拘束を解いて代金を支払わせた。その後、金を奪ったという。「借金の返済や生活費のためだった」と容疑を認めているという。