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トヨタの最終利益4兆5200億円に上方修正…想定より円安、「トランプ関税」の影響は反映せず

読売新聞 / 2025年2月5日 22時7分

トヨタのロゴ

 トヨタ自動車は5日、2025年3月期連結決算(国際会計基準)の業績予想を上方修正し、最終利益が4兆5200億円になる見通しだと発表した。昨年11月時点の予想を9500億円上回る。米国のトランプ大統領が3月にも発動する見通しのメキシコとカナダに対する関税の影響は反映しなかった。

 認証不正問題やリコールに伴う減産などの影響がなくなり、生産・販売が好調なためで、売上高に当たる営業収益は昨年11月時点の予想より1兆円多い47兆円と、実現すれば日本企業として過去最高となる。

 本業のもうけを示す営業利益は4000億円引き上げて4兆7000億円に修正した。為替レートが1ドル=152円と想定より7円円安となり、利益を4850億円押し上げる。

 トヨタはメキシコとカナダに生産拠点を置き、米国に輸出している。トランプ氏がメキシコとカナダに対する25%の関税を発動すれば業績への影響は大きい。宮崎洋一副社長は5日の記者会見で、「どう対応すべきか、何が起きるのか正直、シナリオ1本で(判断が)できない。いろんなシミュレーションをしている」と述べ、トランプ氏の方針が定まった段階で事業のあり方を見直す可能性を示唆した。

 一方、同日発表した24年4~12月期連結決算は、営業収益が前年同期比4・9%増の35兆6735億円で、4~12月として過去最高だった。最終利益は3・9%増の4兆1003億円だった。

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