中小企業の「出会い」を支援、金融機関や機関投資家と…すでに１０００社以上が登録

経済産業省

　経済産業省は３月から、成長意欲のある中小企業に対し、経営支援のノウハウのある金融機関や機関投資家、コンサルタント会社、税理士などとの出会いを提供するサービス「ミラサポコネクト」を始める。資金調達などの課題の解決に必要な専門の事業者を紹介することで、中小企業の事業の拡大や新規事業の開拓などの動きを後押しする。

　サービスの利用を希望する中小企業は、従業員数や資本金、売上高などの企業情報と、資金調達や事業承継など必要な支援の内容を登録する。中小企業を支援する専門の事業者は、中小企業の情報を閲覧した上で、支援を打診する仕組みだ。

　専門の事業者も登録制で、悪質な事業者を排除するために、経産省の認定を受けた事業者のみとする。

　経産省は昨年１２月から、中小企業の事前登録を開始し、今年１月末時点で１０００社以上が登録した。地方の中小企業では、経営を支援してくれる専門の事業者を見つけることが難しくなっており、経産省の担当者は「互いに相性の良い相手を効率的に探すことができるサービスで、中小企業を支援する基盤にしたい」と話している。