高校授業料の無償化へ所得制限撤廃、与党が維新に伝える…「私立高」世帯の助成額など焦点に

無償化について協議する自民、公明両党と日本維新の会の実務者（３日午前、国会内で）

　高校授業料の無償化を巡り、政府・与党が５日、「年収９１０万円未満」の世帯を対象としている所得制限を撤廃する考えを日本維新の会側に伝えたことが分かった。現在の国の就学支援金制度の下で撤廃されれば、公立高に通う全ての世帯の授業料が無償化され、私立高に通う高所得世帯でも年１１万８８００円が助成される。

　維新は、私立高に通う世帯への助成額の上限を６３万円に引き上げることや４月からの開始を求めており、今後は助成額の積み増しや開始時期が焦点となる。